Last note〜特性を持つ者へ2
「徳本さんは成績優秀だったけど、あまり体は強くなくて、良く保健室で勉強してたの。
悩みがあるなら、相談して欲しかったわ。その為に私がいるのに…」
難波さんがカバンから資料報告書を取り出し読んで確認した。
《私は人殺しだ。もう、生きてられない。》
そんな短い文章の遺書だった。
「自分を"人殺し"と言ってますが、それに心当たりは?」
「いえ…ありません。あんな良い子が殺人なんて想像も出来ないわ。」
溜め息混じりに言う神田先生だが、
ふと思い出したように呟いた。
「…木崎絵梨奈さんには、心を開いてたみたい。
彼女なら何か知ってるかも。」
結局、また絵梨奈さんに繋がるようだ。
悩みがあるなら、相談して欲しかったわ。その為に私がいるのに…」
難波さんがカバンから資料報告書を取り出し読んで確認した。
《私は人殺しだ。もう、生きてられない。》
そんな短い文章の遺書だった。
「自分を"人殺し"と言ってますが、それに心当たりは?」
「いえ…ありません。あんな良い子が殺人なんて想像も出来ないわ。」
溜め息混じりに言う神田先生だが、
ふと思い出したように呟いた。
「…木崎絵梨奈さんには、心を開いてたみたい。
彼女なら何か知ってるかも。」
結局、また絵梨奈さんに繋がるようだ。