Last note〜特性を持つ者へ2
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「誰か来たら呼んでくださいね!」

俺は女子トイレに入り、中をウロウロと歩く。
個室ひとつひとつに入っていくと、一番奥の個室で匂いは来た。

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検査時の尿の匂い。

咲音の涙の匂い。

"どうしよう…はつみ。"

"誰としたの?!"

"ごめん、言えない…"

2人のやり取りは本当のようだった。
だがその後視えたのは、祐介が吐息を漏らすビジョンだった…。

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「祐介くんが浮気していたのか…?」

俺は体育館に戻る為、女子トイレを出た。

「おい青山くん、どこ行くんだ?」

「体育館。祐介くんに話を聞くよ。」

難波さんは訳もわからずついてくる。
俺は体育館に戻ると、ボーッとしている祐介の腕を引っ張って外へ連れ出した。

「ちょっと!突然何ですか?!」
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