Last note〜特性を持つ者へ2
「徳本咲音と浮気してたのか?」

体育館裏で問い詰めると、ビクっと反応した。

「なんで…はつみか?!」

「いいから。ちゃんと話さないと、お前を少年院にぶち込むよ?」

軽く脅してしまった。

「浮気ぢゃない!違うんだ!あの時俺はどうかしてた!!急に咲音が襲ってきて!むしろ被害者は俺だよ?!」

難波さんがじろりと睨んだ。

「まさかおまえ、それが祐子さんにバレて殺したんぢゃないのか?絵梨奈に罪を被せて。」

「違う!なんで絵梨奈が出てくるんだ?!
大体、咲音はレズだったんだ!あいつが俺を襲ってきたのも意味不明だったし!!」

またしても、困惑するようなフレーズが飛び交う。
< 76 / 110 >

この作品をシェア

pagetop