Last note〜特性を持つ者へ2
「まさか……。」

レナさんから知らされた神田先生の"魔性"。

バスケ部の部員達のもつれ…。

絵梨奈の頭痛…。

俺の頭の中では、嫌な予感がしていた。

ーー♪♪♪♪♪

その時、俺のケータイが鳴った。
画面を見ると知らない番号からだった。

[青山刑事!助けてっ!!」

声ですぐに分かった。木崎絵梨奈だ。

「何かあったの?!」

[祐介に学校に呼び出されて行ったら、
鉄パイプ持って襲われてっ!!
逃げてるの!!お願い助けてっ!祐介おかしくなってる!!]

緊急事態だった。

「分かった!すぐ行くから兎に角逃げて!
これから行くから学校からは出ないように!」

そう言って俺は電話を切り、難波さんにかけたが繋がらない…。
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