私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!
自然に顔がニヤける。


私はもう一度ケントを揺らした。


『…おはようございます』


あっ、起きた…少し眠そう。


やだ、髪の毛、寝ぐせがついてる~


可愛い~!!


『おはよう。あのね、あなたに名前を付けたんだけど…』


気に入ってくれるかな…


『ケント。ケント・ドラキュラって名前』


『ケント…はい、わかりました。ありがとうございます』


名前って…わかってるのかな、本当に。


まあ、私がわかってればいいかっ。


『ねえ、ケント。トマトジュース買いに行こうか』


『はい、トマトジュース飲みたいです』


ケントは、昨日の洋服に着替えた。


『そっか…洋服とかどうしよう。ケントってどこから来たの?ドラキュラの世界って…どこにあるの?そこに着替えとかあるの?』


思い浮かんだ疑問を畳み掛けて聞いてしまった。
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