私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!
一緒にいられるのは、本当にあと少しなんだよ。


こんなに大好きな人なのに、もう二度と会えないなんて…


人間で言えば、死ぬってことなんだよ。


つらすぎるよ…こんなの。


『あずさは教えてくれました。嬉しい時、楽しい時は笑うと。だから、笑います。あずさといて楽しかったから』


ケントは、すっごくぎこちなく笑った。


へ、変な顔…


でも、カッコイイ、すごくカッコイイ…


そうだね、楽しかったから笑わないとね…


これからもっといっぱい2人で笑いたかったのに…


なのに…もう…


泣けて泣けて仕方ないよ、本当に。


そして…


いよいよ最後の日がやってきた。


悲しいけど現実を受け止めなくちゃ。


ケントとはいっぱい思い出作ったんだから。


『ケント、怖くて聞けなかったんだけど、消える時は一気に?それとも少しずつ?』


本当にバカな質問だ。
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