私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!
『あずさに…また会いたかったから』


え…


『これからの人生、あずさが消えていなくなるまでずっと一緒にいて下さい。それは、僕の残りの人生よりも大切です』


胸が…キュンと鳴った。


『ケント…』


ずっと一緒にいるって…人間でいうとプロポーズだよ。


その意味、本当にわかってる?


もう、激しく脈打つ胸の鼓動が止まらないよ。


『そ、そんなこと言ってくれて本当に嬉しい。すっごく嬉しいよ』


私、目の前にケントがいる現実に、もう嬉し涙で顔がぐしゃぐしゃ。


せっかく綺麗にお化粧してきたんだよ…


ケントのせいで台無しだよ。


ねえ、ケント。


あなたは、何だか生まれ変わってさらに人間に近づいた気がする。


それに、やっぱりめちゃくちゃカッコいいよ。


周りにいる他の男性なんか全然目じゃないよ。


私…


ケントにずっとずっと会いたかった。


すごくびっくりしたけど、自分の命を投げ出してまで会いに来てくれて…


本当に…本当に…


嬉しかったよ、ありがとう…ね、ケント。
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