【完】浮気という名を心の片隅に
「………。」

喧嘩し合った後、夏帆と私は、横に並んで通

学路を歩いていた。

歩き出して10分、今でも無言状態が続いて

いた。

夏帆は、一向に顔を合わせようとしない…。

一番の親友と初めて喧嘩して、空気が重苦し

い雰囲気に満ちていた。

あんなに怒鳴ってしまって、酷いことしたな

って私は安静してると、夏帆は口を開いた。

「なんだか、ごめんね。さっきは、あんなに

怒鳴っちゃって…。」

その時の夏帆は、とても暗い顔で反省してい

た。

私は、何故だが分かんないがそれを見て、胸

が苦しくなり、慌てて手を横に降った。

「大丈夫だよ!私も…、怒鳴っちゃってごめ

んね。」

すると、夏帆は静かに首を横に振りこう語っ

た。
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