【完】浮気という名を心の片隅に
「付き合ってて自分が幸せならそれでいいん

じゃない?」

その言葉に、私は悩む事を一旦やめて、まず

付き合って幸せになれるのかを優先に考え

た。

そして、私は運良く彼と、佐久間陸(さくま

りく)くんと同じ大学に進学する事に気づ

き、そのおかげで前より話す回数が増えいっ

た。

最初はお互いぎこちなく、緊張気味だった。

緊張しすぎて、私は発声練習みたいに声にな

ったし……。

恥ずかしすぎて、消えたくなってしまった事

だって何度もあった。

それでも、佐久間くんは必死に聞いてくれ

て、答えてくれてそれがいつの間にかすごく

嬉しかった。
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