私の初恋を見つけてくれたのはクラスの真面目君でした。
STEP1
その名は赤帝
「ただいま…」
返事はない
お母さんは神楽財閥の総務課で働いているキャリアウーマンで私を養ってくれている。だから、家ではいつも一人。寂しいけどお母さんは頑張っているから我慢できる。
帰ると私にはあるルーティーンがある。
ふすまをあけ、仏壇の前に座った
ここには私のお父さんが眠ってる
当時、私のお父さんは神楽財閥の秘書だった。優秀な秘書だったとお父さんの死後当時同僚だった人に聞いた。
だからいまは、お母さんとふたり暮らしなんだ
「よし、行くか」
私には秘密がある
洗面台にいくと赤いウィッグをかぶり、学校ではかけていないメガネをかける
「行ってきます!」
元気よく出て行った
悪者を倒すために…