私の初恋を見つけてくれたのはクラスの真面目君でした。
「今更、何言ってるの?好きじゃなきゃこんなに付き合ってないよ?」
可愛いすぎだろ……

「じゃあ、好きって言ってみ、そしたら考えてやる」

里美は黙った
言えないだろ?里美の顔は真っ赤だ

「いっ言ってやるわよ!」

「す……す……もうっ!好きだよ!和が思っているより好きになっちゃった!」

「素直じゃないヤツ」

「っ///」
里美の唇と俺の唇が重なる


リップ音だけが部屋中に響く

かすかに里美の飲んだオレンジの甘い味がした
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