私の初恋を見つけてくれたのはクラスの真面目君でした。
その日の昼休み
「あんたさー当日誰と回るわけ?」
「そりゃーもちろ……」
「柊木くんだよね?」
え?私はそりゃーもちろん桜子と回るよって言おうと思ったのに
「な、なんで?」
「あったり前でしょ!彼氏と回るに決まっているでしょ?」
「桜子は?」
「わ、私は友達と回るからいいの」
桜子なんか隠しているな
「と、とにかく今日柊木くんを誘ってみなよ」
「うん」