俺様と天然ちゃんの甘いkiss




「健…。」




暗くてよく見えないけど、目が怖い…。




あの海の時と一緒だ。




「その手、離せよ。」





健の迫力にビビったのか男はすぐにどこかに
逃げていった。



そして、私のほうを向いて…。



「バカ!!
 なんで離れたりしたんだ!!」


「ご、ごめんなさい…。」


こんな風に怒る健初めて見た。


ギュッ



「よかった…。
 翠に何もなくてよかった。」



でも、それだけ心配してくれてたんだ…。


私、健の彼女でいてもいいんだよね??
でも、やっぱり不安…。


そんな気持ちになって、つい健から離れてしまった。



「翠??」



「健、私って健の彼女なんだよね??」



私を不安にしないで…。



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