俺様と天然ちゃんの甘いkiss


しかも、俺がいなくなってからすぐに
起こってたなんて!!


おれがいなくなったから、翠を守ることが
できなかった。


「くそ!」

バンッ


くそっ。くそ…。


「黒崎君…??」


た…


「高田…。」


あんまり覚えてねぇけど、こいつも
同じ小学校だったんだよな…。


「別に、黒崎君のせいじゃぁないよ。
 今回のことも、8年前のことも…。」


高田…。


あいつもつらいくせに強がって…。


あいつの気持ちはよく分かる。


俺にとっても、高田にとっても翠は
宝物だからな。


そして、翠は記憶がなくなったって、
今も昔も変わらねぇ。



ずっと、変わらずにいてくれてたんだよな。



だからこそ、あいつのことをまた好きでいられてる。


今は、家族ってびみょーな立場だけど、そばに
いられるんだもんな。


だからこそ、俺はあいつの記憶をとりもどす。


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