望むのは。


でも、ここで悲しんだり、嫉妬したりするわけがない。

そんなもの、律とゆりちゃんの関係に気付いた時に捨ててきてるから。


だって私に勝ち目なんてないもん。
165cmの私に、比べて154cmで小柄なゆりちゃん。
白い肌に、長い睫毛、少し猫目な大きい目。
胸まである、すこし茶色がかったふわふわの髪。
ピンク色のぷっくりした唇。

ゆりちゃんはなんでも持ってた。
優れた容姿も、優秀な脳も。


< 7 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop