魔法の鍵と隻眼の姫
ハンと鼻を鳴らしせせら笑うラミンに軽蔑の目を向けた。
「スケベ、最低。デリカシーの無い男は嫌いよ。私も貴方みたいなオジサン相手に無駄な思考はしないわ。まるで煩い犬ね」
「はあ?誰がオジサンだ!…って犬だと!?」
ミレイアの言い様に目くじら立てたラミンが立ち上がりミレイアに迫る。
ベッドに座ったまま腕を組みラミンを左目で睨みあげるミレイア。
「きゃんきゃん吠える犬じゃない。煩いわよ少し黙ったら?」
「こんの小娘!どんな教育されたら年上にそんな口の利き方出来るんだ!ジジイか?やっぱそんな口の利き方教えんのはジジイだろっ?」
「モリ―の事悪く言わないでって言ってるでしょ!」
叫び立ち上がったミレイアが一歩ラミンに近づくとどこからともなく音がする。
ぐぅ~~~きゅるるるる~~
「あ・・・・」
「・・・・ぶっ」
くくくくくくくくくっ
口を押さえこらえきれない笑いをもらすラミン。
一方、お腹を押さえ赤い顔で頬を膨らますミレイア。
「くくく・・・姫さん、腹減ってるようだな…くくく・・・」
「う、煩いわね。これは、気のせいよ…」
「へえ、気のせいか?俺は腹減った。外に食べに行くがお前はどうする?」
ん?と笑いすぎて目尻に涙を溜めた目がミレイアの左目を覗く。
深いブルーグリーンの目が意外に優しく自分を映し出しているのに気付いてミレイアは慌てた。
「あ、えと、…行くわ。離れちゃダメでしょ?私達」
「まったく、素直じゃないな。ま、いっか。行こう」
ばつが悪そうにそっぽを向くミレイアをニヤリと見やり何事もなかったように扉へ向かうラミン。
意外に、二人の掛け合いは楽しい。
ラミンは悪態ばかりつくミレイアもかわいいところがあると密かに思った。
ミレイアもまた、言葉は悪いが以外に優しいラミンに気を使わずに言いたいことを言えるのが嬉しかった。
「スケベ、最低。デリカシーの無い男は嫌いよ。私も貴方みたいなオジサン相手に無駄な思考はしないわ。まるで煩い犬ね」
「はあ?誰がオジサンだ!…って犬だと!?」
ミレイアの言い様に目くじら立てたラミンが立ち上がりミレイアに迫る。
ベッドに座ったまま腕を組みラミンを左目で睨みあげるミレイア。
「きゃんきゃん吠える犬じゃない。煩いわよ少し黙ったら?」
「こんの小娘!どんな教育されたら年上にそんな口の利き方出来るんだ!ジジイか?やっぱそんな口の利き方教えんのはジジイだろっ?」
「モリ―の事悪く言わないでって言ってるでしょ!」
叫び立ち上がったミレイアが一歩ラミンに近づくとどこからともなく音がする。
ぐぅ~~~きゅるるるる~~
「あ・・・・」
「・・・・ぶっ」
くくくくくくくくくっ
口を押さえこらえきれない笑いをもらすラミン。
一方、お腹を押さえ赤い顔で頬を膨らますミレイア。
「くくく・・・姫さん、腹減ってるようだな…くくく・・・」
「う、煩いわね。これは、気のせいよ…」
「へえ、気のせいか?俺は腹減った。外に食べに行くがお前はどうする?」
ん?と笑いすぎて目尻に涙を溜めた目がミレイアの左目を覗く。
深いブルーグリーンの目が意外に優しく自分を映し出しているのに気付いてミレイアは慌てた。
「あ、えと、…行くわ。離れちゃダメでしょ?私達」
「まったく、素直じゃないな。ま、いっか。行こう」
ばつが悪そうにそっぽを向くミレイアをニヤリと見やり何事もなかったように扉へ向かうラミン。
意外に、二人の掛け合いは楽しい。
ラミンは悪態ばかりつくミレイアもかわいいところがあると密かに思った。
ミレイアもまた、言葉は悪いが以外に優しいラミンに気を使わずに言いたいことを言えるのが嬉しかった。