STAR SONG
「お、和奏~。智也は?トイレでもいったのか?」

「相変わらず遡夜はデリカシーないなぁ……」

「智也ならなんか先生に呼ばれてたよ?理由は知らないけど。」

「そっか。ならちょうどいいや、ちょっと話あるんだけど。」

「いいけど、どしたの?」

「あのさ、俺お前のこと好き…だからさ、俺と付き合わねぇ?」

「え……」

「あ、いきなり言われても驚くよな、返事は明日でもいいから。あ、じゃあ俺は用事あるから帰るな!またな!」

「ちょっ、遡夜!!」

止める和奏の声を無視して俺は走り続けた。きっと俺の顔は真っ赤だろう。
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