STAR SONG
「ごめんね遡夜。服めっちゃ濡らしちゃって……それにお風呂まで借りちゃって……。」

「なーに。いいよいいよ。困った時はお互い様ってな。」

「ありがとう。」

泣き止んだ俺達はすごく濡れちゃったねって笑い、お風呂に入ったところだった。

「……じゃあ僕は帰るよ。お風呂ありがとね。」

「大丈夫か?なんなら泊まってってもいいんだぞ?」

「んーん。お母さんが心配するだろうし。」

「そっか。じゃあ送ってくよ。少し話したいこともあるし。」

「わかった。ありがとう。」

そして俺達はコートを着て智也の家に向かう。

その時俺はある決断をした。

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