STAR SONG
第3章「遡夜の決意」
……………………
沈黙が流れる。
「遡夜」「智也」
声が重なる。
「……遡夜からお先にどうぞ」
「いや。俺はあとでいいよ。智也話を聞かせて。」
「わかった。ありがとう。」
そして智也は決意の目をこちらに向けた。そしてこう言った。
「僕は………和奏が好き。遡夜も和奏のことが好きだってことはわかってる。和奏が遠くにいっちゃったことも。でも……僕は、諦められない。諦めたくない。……ごめんね。」
「なんで謝んだよ。仕方ないだろ、恋っていうのは抑えられないもんなんだよ。それに…………俺はもういいんだ。和奏に気持ちを伝えられただけで十分。」
そして俺は一呼吸置いてこう言った。
「俺さ、上京しようと思ってんだよね。」
「え………なんで?!」
「俺さ、本格的に音楽がやりたいんだ。そのためにはやっぱり上京するのがいいと思った。それだけ。」
「いつ……いつ上京する予定なの…?」
「ここを卒業したらすぐ行こうかと思ってる。だいたい住む所の目星もついたし。」
「……………そっか。」
智也が困ったように笑う。
「応援するよ。………それが遡夜のやりたいことだもんね。」
「ああ。で、お前はどうするんだ?」
「え………?」
「俺の本題はここからだ。お前は何をしたいんだ?これからどうしていきたいんだ?俺達ももう高校二年生だ。将来のことを少しずつ決めていかなければならない。」
「僕は…………」
沈黙が流れる。
「遡夜」「智也」
声が重なる。
「……遡夜からお先にどうぞ」
「いや。俺はあとでいいよ。智也話を聞かせて。」
「わかった。ありがとう。」
そして智也は決意の目をこちらに向けた。そしてこう言った。
「僕は………和奏が好き。遡夜も和奏のことが好きだってことはわかってる。和奏が遠くにいっちゃったことも。でも……僕は、諦められない。諦めたくない。……ごめんね。」
「なんで謝んだよ。仕方ないだろ、恋っていうのは抑えられないもんなんだよ。それに…………俺はもういいんだ。和奏に気持ちを伝えられただけで十分。」
そして俺は一呼吸置いてこう言った。
「俺さ、上京しようと思ってんだよね。」
「え………なんで?!」
「俺さ、本格的に音楽がやりたいんだ。そのためにはやっぱり上京するのがいいと思った。それだけ。」
「いつ……いつ上京する予定なの…?」
「ここを卒業したらすぐ行こうかと思ってる。だいたい住む所の目星もついたし。」
「……………そっか。」
智也が困ったように笑う。
「応援するよ。………それが遡夜のやりたいことだもんね。」
「ああ。で、お前はどうするんだ?」
「え………?」
「俺の本題はここからだ。お前は何をしたいんだ?これからどうしていきたいんだ?俺達ももう高校二年生だ。将来のことを少しずつ決めていかなければならない。」
「僕は…………」