好きだと言ってくれるのに…ヤキモチ妬いちゃう
次の日の朝
「塚本さん、あたしマネージャーをやってもいいよ」
「本当?嬉しい、俊に言ってくるね」
俊に話に行く
栞は真希に話かける
「ねえ、あの二人って付き合ってるんだよね」
「そうよ、幼なじみでラブラブみたいだよ」
「そうなんだ」
ラブラブねー、栞は少し顔を曇らせた
部活の時間、集合をかけて栞が紹介された
栞は早速俊と話を始める
「前の学校ではね、練習の手伝いもしてたの
タイム計ったりボール出しとかもしてたから手伝わせて
昨日の練習を見てたら一年の初心者とか何名かいるし、キャプテンが教えてたでしょ?
メニューを考えて自分達でも練習が出来るようにすればキャプテンもチーム練習が出来るでしょ?
どうかな?」
「それは助かるけど……淳基(じゅんき)来て」
副キャプテンの坂本淳基(さかもとじゅんき)が走ってくる
「何?」
「御崎が練習を手伝えるらしいから初心者のメニューを一緒に考えてやって」
栞は自分でバインダーを持っていてすぐ書ける体制になっていた
「琴菜~」
俊が今度は琴菜を呼ぶ
「はーい」
「御崎の入部届けを先生からもらってきて渡して書いてきてもらって」
「はい」
入部届けをもらってきた琴菜は栞に渡す
「ありがとう」
「いいえ、何を書いてるの?」
「あたしね前の学校でね、練習とか手伝ってたの
だから練習メニューとか考えたいんだけどキャプテンに相談したら副キャプテンを呼ばれて、一緒に考えてっていわれて……
でも、すぐ練習に入ったからあまり話せなくてちょっと自分で考えてみようかなって」
「すごいねー、私サッカーのことあまりわからないから頼りになるよ」
「塚本さんは普段していることをしてくれてたらいいから、手が足りないなら手伝うし言ってね」
「うん、琴菜でいいよ、栞ちゃん」
「じゃあ琴菜ちゃん」
「うん!嬉しい、これからよろしくね」
笑顔で答えた
なんかあたしも琴菜ちゃんの笑顔に癒されそう
可愛いな~
部活も終わり、琴菜と栞は着替えた後、門で別れた
「琴菜、お待たせ」
俊達サッカー部員がやってくる
「みんな、お疲れ様」
「じゃあな~」
琴菜と俊は歩いて帰る
帰りはマンション下の公園に寄って帰るのが日課だ
ベンチに座る
「栞ちゃんが入ってくれてよかった、サッカーに詳しそうだし」
「まあ、琴菜の負担が少しでも減るならいいけどな……ん、キス頂戴」
「ん……」
「明後日夜勤」
「家には行くけど今週は無理だと思う……わかってね」
「えー、早くない?」
「仕方ないでしょ」
「ちぇっ」
「舌打ちしない!」
「みんなと仲良くできるかな?栞ちゃん」
「俺とイチャイチャしてる時に考えるなよ~」
「あっごめん」
30分程二人は公園でイチャイチャしつつ、たわいもない世間話をして家に帰った