好きだと言ってくれるのに…ヤキモチ妬いちゃう
琴菜と栞は抱き合った
「どうやら大丈夫そうだな、だから気を付けてろって注意をしてたのに」
「でも、琴菜もいつも通りだったし」
二人は男子の方に歩いてくる
「ごめんなさい、おおげさになっちゃって」
琴菜が俊と淳基に謝る
「あたしもごめんね……
あたしね、前の学校でキャプテンとマネージャーが付き合っててね、仲良すぎて部員から結構不満が出てチームがあまりまとまってなかったの
すぐ琴菜ちゃんが付き合ってるのはわかったし、ここもそうかなと見学したとき思ったんだけど、一年も二年も仲良くてびっくりしたのね
それにいつも琴菜ちゃんは笑ってるし……あたし、鬼マネージャーとか言われてたからサッカー好きだけど部活はあんまり……だったの、琴菜ちゃんが部活が楽しいって言ったから入ろうと思ったの」
栞が話す
「サッカーのことになると前しか見えなくてごめんね」
三人に謝る
「私こそ勝手に拗ねてごめんなさい」
「泣くのも可愛いけど、勝手に思い込むなよ」
俊は琴菜を抱きしめる
「栞マネ、帰ろうか、お邪魔みたいだから」
「そうね」
二人は公園から去っていく
「琴菜帰ろう……泊まれよ」
「今日は夜勤じゃないよね?」
「さっき連絡入ってた、同僚の子供が熱が出て代わったって」
二人はマンションに戻ってくる
「部活の準備をして着替えも持ってくるね」
「早く来いよ」
俊の家
「お父さんは?週末なのに帰らなかったの?」
「明日が仕事なんだって、だから母さんも交代してあげたみたい」
二人は食事をして食後に二人でお風呂に入る
俊の前にもたれて琴菜は湯船につかる
「今度の大会、母さん見に来るって言ってた、その後仕事に入るから打ち上げするならその日にすれば?だって」
「わかった、じゃあそうしようか、何作ろう」
二人は20分程話し込む
「暑いよ」
「琴菜がずっと話してるからだろ~」
飲み物を冷蔵庫からだし、俊は琴菜を抱えて自分の部屋に連れていく
「今日は朝まで抱くからな」
「明日部活があるんだよ、程々にしようよ」
「琴菜が悪いんじゃん、泣き顔見せたから……俺はいつもキスしてるし、可愛がって抱いてるのにさ、何で信じないんだよ」
「頭ではわかってるんだけど俊は誰とでもコミュ力が高いからさ、心配なんだよ」
「話しかけてくる奴無視できないだろー」
「わかってるけど……」
俊はベッドの上で琴菜にキスをしていく
「俺が琴菜を抱いてから何年たってると思ってんだよ、今だって毎日でもキスしたいし、エッチだってしたいのに……
ハア、琴菜……こんなに好きなのに……琴菜以外俺には必要ない……っ」
俊は激しいキスをし、琴菜の上に包むように覆い被さる
「うん、俊……あっ、好き……俊、しゅ…ん」
琴菜も俊の激しいキスに答えるように俊の名前を呼び、すぐ唇を塞がれ、苦しくなったら離れ俊は私の声を聞きたがる
俊の少し上から目線の時の抱きかたが好き……
わかってる……わかってるのに私のヤキモチは止まらない
二人は朝まで愛しあい、眠りについたのは午前4時だった……