Aカップは好きですか?
先生が教室を出て行った。
いつものように教室はざわつき、皆友達としゃべりあってる。

「結衣~私に感謝しなきゃね~」

笑顔で麗奈が私に近寄ってきた。

「ありがとぉ~本当に助かったよぉ」

「適当だったのに当たってびっくりしちゃった」

聞かなきゃよかったかも。

「とりあえずC組行こ!」

「…うん」

見るだけなら大丈夫だよね。
目線あったりしたら、どうしようかな。

麗奈のとなりに並んで私は歩いた。
やっぱり麗奈は胸が大きい。
本当は二人で一緒に歩きたくないけどなぁ。

私は、麗奈と一緒にC組の教室の入り口のところで教室の中を見た。

「あっ!いた~」

「え?どの人?」

「茶髪でピアスしてるイケメンさ~ん」

すぐに分かった。
他の生徒と違い、とってもかっこいい。

すると、朝霧愛叶がこっちを向いてきた。
麗奈の方を見ている気もしたけど、私はチラッと朝霧愛叶を見た。

朝霧愛叶がこちらに向かって歩いてくる。

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