白雨の騎士
バケツをひっくり返したような雨が止み、雲の隙間から太陽の光がさした。
「…あっ、虹!」
アリスは空を指さした。七色の虹がキラキラと光っている。
2人は外に出ると虹を見上げた。
そういえば、初めてアリス様に会った時も虹を見た気がする。
「…虹がお好きなんですか?」
「私の母がね、虹が好きだった。」
アリス様のお母様…何十年も前に亡くなられたこの国の王妃様。
「虹を見ることが好きだったけど、病でベットから起きられなくなって、それからは私が虹の絵を描いて見せたわ。亡くなる一週間前に母様がこう言ったの。」
『私はこれから虹になるの。だから、雨が降って太陽が出たら虹を探して。いつもアリスの事を見守っていますよ。』
2人の前に出ていた虹は静かに消えて行った。
「雨が降って光が出ると外に出て虹を探しちゃうのよね。」
「…あっ、虹!」
アリスは空を指さした。七色の虹がキラキラと光っている。
2人は外に出ると虹を見上げた。
そういえば、初めてアリス様に会った時も虹を見た気がする。
「…虹がお好きなんですか?」
「私の母がね、虹が好きだった。」
アリス様のお母様…何十年も前に亡くなられたこの国の王妃様。
「虹を見ることが好きだったけど、病でベットから起きられなくなって、それからは私が虹の絵を描いて見せたわ。亡くなる一週間前に母様がこう言ったの。」
『私はこれから虹になるの。だから、雨が降って太陽が出たら虹を探して。いつもアリスの事を見守っていますよ。』
2人の前に出ていた虹は静かに消えて行った。
「雨が降って光が出ると外に出て虹を探しちゃうのよね。」