親友以上彼女未満
「何、話てんの。」

急に後ろから声が聞こえ、真理恵ちゃんと振り返ると、そこには哲平が立っていた。

「哲平!?」

「北里さん!!」

なぜ、今の時間ここにいる?と思っていると、哲平は私の隣に座った。


「よくお昼に出られたね。」

私は、そこが気になった。

「うん。貴一さんが代わってくれてさ。」

貴一さんって言うのは、隣の島のグループ長の人。

すっごく優しい人で、たまにこうして、隣の島のSVを一緒にお昼に出してくれたりする。

「やっぱり、貴一さんだわ。」

「そうだな。」

私と哲平は、貴一さんに感謝にする。


「そうそう、北里さんは『体から始まる恋』って、あると思いますか?

私は、今食べた唐揚げを、喉に閊えそうになった。

真理恵ちゃんは一体、突然何を聞くんだ。

「あると思うよ。」

しかも哲平は、あっさりと答える。
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