親友以上彼女未満
フォローと言って、スタッフさんがお客様の対応しきれない時、一旦保留にして、私達SVに相談することだ。

私なんか、昨日の夜Hしたかどうか、今でも気になっているのに、哲平は普段通り仕事していて、偉いよ。

私には、真似できないよ。


しばらくして哲平は、自分の席に戻ってきた。

「で?なんだっけ?」

「ううん。もう、いいや。」

「えっ?」


HしててもHしてなくても、今は就業中。

仕事に集中しなきゃ。

結局、一線を越えたかどうかは、分からなかったけれど、少なくても私が覚えていないんだから。

なかったって事で、OKじゃん。


でもあと、一つだけ質問する。

「ねえ、哲平。私達って、付き合ってる?」

「付き合ってない。」

「有難う。」

顔を歪ませている哲平が、こっちを向いているけれど、付き合ってないんだったら、これ以上詮索はしない。

昨日の夜の出来事は、これで終わりにした。
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