あのね、好きなんだよ。




残っているビールを一気に飲み干す。

手放さないと、そう思いながらも、わたしの未練がましい恋心がいつも邪魔をして、手放せなかった。

そんなとき、君と横に並ぶ可愛い女の子を街で見かけた。
今まで見たことのない、笑顔だった。
もうダメだ。そう思った。
早く解放してあげないと、そう思った。


久しぶりにお酒が苦く感じた。


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