無愛想な王子は理想の花嫁に求婚する
深々とお辞儀をすると、国民全員が言葉を失った。
ティアナは全員を見回してからユアンに視線を向け、二人頷いた。
「本来ならティアナ本人から話してもらうのが本意だけど、生まれつき声が出ないので俺が代弁する。
フライハイト国の名において、その言葉に嘘偽りがないことをここに宣言する」
ユアンの言葉に全員が驚きに目を見開かせティアナを見つめると、ティアナはゆっくり口を動かした。
「【この度は両国をお騒がせしたこと、ご心配をおかけしたことを深くお詫びいたします。
私本人がティアナだという証拠はここにはありませんが、信じていただけることを前提にお話しさせていただきます。
クリスティーネ嬢の企みを知り、わざと狙われやすいよう少数の護衛のみを連れフライハイト国に向かうことを進言したのは私です】」
その言葉に国民は何度目かになるざわめきを起こした。
ティアナは一度息を吸い込むと、真っ直ぐ前を見つめ話し出す
ティアナは全員を見回してからユアンに視線を向け、二人頷いた。
「本来ならティアナ本人から話してもらうのが本意だけど、生まれつき声が出ないので俺が代弁する。
フライハイト国の名において、その言葉に嘘偽りがないことをここに宣言する」
ユアンの言葉に全員が驚きに目を見開かせティアナを見つめると、ティアナはゆっくり口を動かした。
「【この度は両国をお騒がせしたこと、ご心配をおかけしたことを深くお詫びいたします。
私本人がティアナだという証拠はここにはありませんが、信じていただけることを前提にお話しさせていただきます。
クリスティーネ嬢の企みを知り、わざと狙われやすいよう少数の護衛のみを連れフライハイト国に向かうことを進言したのは私です】」
その言葉に国民は何度目かになるざわめきを起こした。
ティアナは一度息を吸い込むと、真っ直ぐ前を見つめ話し出す