無愛想な王子は理想の花嫁に求婚する
ナタリーと話して三日経ったある晴れた日、小高い丘でティアナは様々な動物と戯れていた。
穏やかな風が吹き、たまに靡くその髪は光に当たって輝いて見えた。
【ティアナ、知らない子がこっちに来るよ】
頭に飛び乗ったリスの言葉に周りを見回すと、空から一匹の青い鳥が一通の封筒を運んできた。
【まあ、あなたは体が青いのね?
すごく珍しい色だわ】
封筒を受け取り話しかけると、その青い鳥はティアナの膝に乗り胸を張って答えた。
【そうだよ、珍しいから探すのに苦労したって言われた】
【言われた?】
【そう、この封筒を頼んだ人。
ティアナって人に絶対届けてほしいって言ってた】
不思議に思ってティアナが封を開けてみると、そこにはフライハイト国で開催される舞踏会の招待状が入っていた。
目を見開き封筒の中を見てみると、他にも二枚入っていてそっと取り出してみる。
一枚はたくさんの動物達の足形。
おそらくシュトルツ国で仲良くなった動物達のものだろうそれに思わず頬が緩む。
最後の一枚はアレクシスの筆跡で、ドキッと高鳴る胸を片手で押さえつつその文字を追う。
“幸せの象徴、希望の青い鳥は身近に”
どういう意味だろう……?
意味を図りかねてティアナは青い鳥を見つめ首を傾げた。
穏やかな風が吹き、たまに靡くその髪は光に当たって輝いて見えた。
【ティアナ、知らない子がこっちに来るよ】
頭に飛び乗ったリスの言葉に周りを見回すと、空から一匹の青い鳥が一通の封筒を運んできた。
【まあ、あなたは体が青いのね?
すごく珍しい色だわ】
封筒を受け取り話しかけると、その青い鳥はティアナの膝に乗り胸を張って答えた。
【そうだよ、珍しいから探すのに苦労したって言われた】
【言われた?】
【そう、この封筒を頼んだ人。
ティアナって人に絶対届けてほしいって言ってた】
不思議に思ってティアナが封を開けてみると、そこにはフライハイト国で開催される舞踏会の招待状が入っていた。
目を見開き封筒の中を見てみると、他にも二枚入っていてそっと取り出してみる。
一枚はたくさんの動物達の足形。
おそらくシュトルツ国で仲良くなった動物達のものだろうそれに思わず頬が緩む。
最後の一枚はアレクシスの筆跡で、ドキッと高鳴る胸を片手で押さえつつその文字を追う。
“幸せの象徴、希望の青い鳥は身近に”
どういう意味だろう……?
意味を図りかねてティアナは青い鳥を見つめ首を傾げた。