無愛想な王子は理想の花嫁に求婚する
【アレクシス殿下……!】
先程の曲とは違い少し早めの音楽で、アレクシスにリードされ真剣な眼差しで見つめられながら激しいステップで踊る。
は、早い……!
忘れかけていたステップに慌てているとアレクシスにさっき……。と呟かれティアナは顔を上げる。
「さっきユアンに何を言われていた?」
【さっき?】
たくさん話していたのでどれのことなのかわからず答えに詰まっていたら、顔を近付けられたときだ。と言われた。
【あ、あの……宝石言葉を……】
「宝石言葉?」
【はい、このネックレス……殿下に御守りに頂いたアイオライトの宝石言葉を聞きました】
その言葉にアレクシスは眉を寄せると、俺が言おうと思っていた。と言った。
【あの、本当なんですか?
本当に……】
「“初めての愛”俺にとってティアナは初めて愛した女性だ」
先ほどユアンに聞かされたとき以上に真っ赤になったティアナにアレクシスは小さく微笑むと、ダンスを止めることなくさらに話した。
先程の曲とは違い少し早めの音楽で、アレクシスにリードされ真剣な眼差しで見つめられながら激しいステップで踊る。
は、早い……!
忘れかけていたステップに慌てているとアレクシスにさっき……。と呟かれティアナは顔を上げる。
「さっきユアンに何を言われていた?」
【さっき?】
たくさん話していたのでどれのことなのかわからず答えに詰まっていたら、顔を近付けられたときだ。と言われた。
【あ、あの……宝石言葉を……】
「宝石言葉?」
【はい、このネックレス……殿下に御守りに頂いたアイオライトの宝石言葉を聞きました】
その言葉にアレクシスは眉を寄せると、俺が言おうと思っていた。と言った。
【あの、本当なんですか?
本当に……】
「“初めての愛”俺にとってティアナは初めて愛した女性だ」
先ほどユアンに聞かされたとき以上に真っ赤になったティアナにアレクシスは小さく微笑むと、ダンスを止めることなくさらに話した。