無愛想な王子は理想の花嫁に求婚する
「クリスティーネ様、こちらでございます」
遠くの方から聞こえてきた名前にティアナと動物達は揃って声のする方を見る。
するとそこには昨日と違うデザインだが同じくらい豪華なドレスと装飾品を身に纏ったクリスティーネが堂々と歩いていた。
【あ、あれがクリスティーネだね!?】
【うわぁ、キラキラして眩しい。
目に痛いよ】
と動物達がざわめきだすとその鳴き声が聞こえたのか、クリスティーネと周りにいたお付きの者達がティアナの方に視線を向けた。
昨日と同じく何の感情もこもっていない瞳を向けられるが、ティアナは決して目をそらさなかった。
暫く無言の睨み合いをしていたが、やがて執事になにやら耳打ちされるとクリスティーネは歩きだし、姿が見えなくなると動物達は再び騒ぎだした。
【なにあれ、なにあれ、やな感じ!】
【ここに何しに来たの!?】
動物達のその声に答えることなく、ティアナは未だにクリスティーネがいた場所をじっと見つめていた。
遠くの方から聞こえてきた名前にティアナと動物達は揃って声のする方を見る。
するとそこには昨日と違うデザインだが同じくらい豪華なドレスと装飾品を身に纏ったクリスティーネが堂々と歩いていた。
【あ、あれがクリスティーネだね!?】
【うわぁ、キラキラして眩しい。
目に痛いよ】
と動物達がざわめきだすとその鳴き声が聞こえたのか、クリスティーネと周りにいたお付きの者達がティアナの方に視線を向けた。
昨日と同じく何の感情もこもっていない瞳を向けられるが、ティアナは決して目をそらさなかった。
暫く無言の睨み合いをしていたが、やがて執事になにやら耳打ちされるとクリスティーネは歩きだし、姿が見えなくなると動物達は再び騒ぎだした。
【なにあれ、なにあれ、やな感じ!】
【ここに何しに来たの!?】
動物達のその声に答えることなく、ティアナは未だにクリスティーネがいた場所をじっと見つめていた。