あの日勇気がなかった私たちは~卒業の日~
さみしい気持ち
次の日からの午前授業はあっという間に終わり、今日の午前中に終業式を迎えた。
そして現在、久しぶりに莉子と駅前のファミレスでランチを食べている。
「え?別れちゃったの?」
「しぃーー!!声が大きいってば」
「ご、ごめん。驚いちゃって」
ファミレスの看板メニューのひとつ、カルボナーラを食べながら莉子に一ノ瀬くんと九重さんが別れたことを教えた。一ノ瀬くん本人は誰にもいうなとはいわなかったけれど、あまり広めてはいけないと思い莉子にも他言無用だと伝えた。
「まあ別れちゃったもんはしょうがないよね。それより別れた理由は気かなかったの?」
「あのね、特別なかのいい友人でもないんだから聞けるわけないじゃない」
「そうかもだけど・・・別れたことを教えてくれたくらいだよ?聞けば教えてくれたと思うな」
・・・いわれてみればそうだ、なぜ彼は私に別れたことを告げたのだろう。
確かに共通の趣味を持っていて最近仲はいいと思う。でもプライベートなことまで話すような仲ではないのでは?
女子のあいだで噂になっているか知りたかったから?それなら愛とかでもいいはず。
むしろ愛の方がゴシップネタには強い。
考え始めると気になることばかりだ。
・・・結局私は噂に疎い私みたいなやつでも知っているかを確かめたかったんだと結論づけた。
そうでもしないとずっとこのことについて考えてしまうから。
そして現在、久しぶりに莉子と駅前のファミレスでランチを食べている。
「え?別れちゃったの?」
「しぃーー!!声が大きいってば」
「ご、ごめん。驚いちゃって」
ファミレスの看板メニューのひとつ、カルボナーラを食べながら莉子に一ノ瀬くんと九重さんが別れたことを教えた。一ノ瀬くん本人は誰にもいうなとはいわなかったけれど、あまり広めてはいけないと思い莉子にも他言無用だと伝えた。
「まあ別れちゃったもんはしょうがないよね。それより別れた理由は気かなかったの?」
「あのね、特別なかのいい友人でもないんだから聞けるわけないじゃない」
「そうかもだけど・・・別れたことを教えてくれたくらいだよ?聞けば教えてくれたと思うな」
・・・いわれてみればそうだ、なぜ彼は私に別れたことを告げたのだろう。
確かに共通の趣味を持っていて最近仲はいいと思う。でもプライベートなことまで話すような仲ではないのでは?
女子のあいだで噂になっているか知りたかったから?それなら愛とかでもいいはず。
むしろ愛の方がゴシップネタには強い。
考え始めると気になることばかりだ。
・・・結局私は噂に疎い私みたいなやつでも知っているかを確かめたかったんだと結論づけた。
そうでもしないとずっとこのことについて考えてしまうから。