「俺が俺でなくなっても」私は君を…
…陸。私は陸がどこにいても見つけられる気がするよ。

「陸…」
「あ、朱奏…。」
「そうだよ、朱奏だよ。」
「どうしてここが…わかっ…たの?」
「陸の友達だもん、分かるよ。」
「ごめん…」
陸は逃げようとした。
「待って…」
陸は私に振り返ることなく進む

「私は!!!陸がどんな陸でも受け入れる。
だって陸は陸でこの世に1人しかいないから…!」

かすかに鼻をすする音が聞こえたのは私だけだろうか…?

しばらくほおっておいてあげよう。

陸。早く学校来てね…。
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