「俺が俺でなくなっても」私は君を…
「おはようございまー…ってあれ。」
教室には誰もいなかった。
まぁ、朝早くに来ちゃったし誰もいないかぁ…
まだ時間あるから少し寝てよう…
…コツコツコツコツ…ガラッ
「寝てるのか。」
…この声ってもしかして
「…陸?」
「おはよ、朱奏。ねてたの?」
「ううん!目閉じてただけだよ。」
「そっか。…朱奏相談があるんだけど。」
え?なんだろう…
「もし俺が俺でなくなったら朱奏はどうする?」
なに…それ。どういうこと…?
「…やっぱなんでもないわ、気にしないで!!」
にっこり笑う陸
なんでもないならいいんだけど…何かある気がする。
「朱奏ちゃ〜ん!おはよ?!」
「おはよぉ〜!」
…あれ。陸には挨拶しないのかな…?
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