この恋の終わりは
そう答えたんだけど


「せっかくだから呑みなよ。
愁の作るカクテル美味いよ?」


「あ、でも小川さんは飲めないし…。
それにお酒はあんまり…。」


サラッと断ろうとしたんだけど


「でも呑めないわけじゃないでしょ?
なら1杯だけ呑んであげてよ。
まじておすすめだから。」


完全に呑まなきゃいけない雰囲気になってしまって
「それじゃあ…」と1杯だけ頂くことにした。


「俺が美羽ちゃんのイメージで
作らせてもらってもいいかな?」


池上さんがそう言ってくれたので
お願いすることにした。



「池上さん、すごいですね。
この歳で自分のお店持ってるなんて。」


まだ24歳なのに尊敬してしまう。


そう、素直な感想を口にすると
小川さんは頬杖をついて
こちらを見た。
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