この恋の終わりは
求められているのは確か。


でもそれは、単純に身体だけ。


だから私と人目につくところへは
行こうとしなかったんだ…。


2度目に彼に会った時、
甘いものが食べたくなって
コンビニへ行こうと誘った時、
頑なに行こうとしなかった。


その時、「俺にとっての甘いものは美羽だから」
なんて寒い言葉に心を奪われ
結局行先はベットになってしまった。




そんな事を思い出しながら
自分の感情では抑えきれず
次々と涙が頬を伝った。


そんな私を周りは
好奇の目で見ているけど
そんな事気にならない。


さっき見た光景が
余りにもショックで
それ以外の事はどうでもよかった。




それからどれくらい
歩いたのだろう。
気付けば私は小さな公園に来ていた。
< 58 / 94 >

この作品をシェア

pagetop