この恋の終わりは
最初は広翔の変わり具合に戸惑ったけど、
前よりも今の広翔といるほうが
楽だからいいかなとも思えている私は
相当彼の熱に侵されているのだろう。
「送るから帰ろう。」
そんなことを考えているうちに
ベットから起き上がった広翔が私の手を取って
立ち上がった。
冷たいくせにここは変わらないの。
帰りは絶対に歩いて送ってくれる。
この時間があるから
私は広翔のことを嫌いになれないんだと思う。