でこぼこ。

なのに…

「まさか、開始6ページ目にして玉砕するとは思わなかった…。」

「歌澄、そういうこと言うなよ…」
佑が、呆れ顔で答える。

私は、体育館裏から、屋上へと場所を変えていた。

そこで、私と同じく授業をサボっていた佑と会ったのだ。
なぜかこういうところは気合うんだよね。なんでだろう。

「ま、いいんじゃない?」
軽い口調の佑。

「…何が。」

「アンタ達、もし付き合ったとしても似合わなかったし。」

「なっ…」
なんてことを…!!

「だってさ、アンタ、166センチだよ?あっちは150センチだよ?どう考えたって釣り合わないじゃん。」

「…」
…確かに…。

「ま、諦めることだね。またいい恋探せば?」

「…無理だよ。」

「なんで?」

だって…

「まだ…好き…」

諦めるなんてできないよ…
だって大好きなんだもん。

身長なんて関係ないじゃない!

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