でこぼこ。

…やばっ…泣きそう…

「歌澄…」

「何?」

「とりあえず、今日帰ったら?泣きたいのガマンしてるでしょ。」

「え…ッ。」
なんで分かったんだろう。

「アタシ舐めんなよ?歌澄のことなんて、余裕で何でも知ってるんだから。」

「…それはそれで恐いけど…」
さりげなくつっこんだ。

「ま、帰れ。アンタの泣き顔見たくない。」

「…教室…行きたくない…。」
カバンは、教室にある。
教室に行く気分じゃないよ。。

「あとでカバン持ってってやるよ。」

「…分かった。」

「家の鍵とケータイは持ってるだろ?」
「うん。」

「ほら、行きな?あとでメールする。」

「…うん。ありがとっ…。」

アタシは、そう言って駆け出した。





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