雅也の憂鬱な1日
 マンションに戻り、チャーハンを食べていると外から何やら怪しげな音が轟く。


 窓の外を見ると、さっきまでの秋晴れは無く黒い雲に覆われ空が暗くなっている。


 するとポツポツと窓に雨が当たり始めた。


 雷は更に大きくなり、雨あしも強くなると窓を叩くように横殴りの雨が降りだした。


「・・・」


 洗車したのに……。


 嵐のような光景を眺めだから、今日の苦労は一体なんだったのだろうかと溜め息が出た。


 こんなに雨降って、瑞希さんは大丈夫だろうか……。


 友達の車で行くって言っていたから濡れはしないだろうけど……心配だな。


 一応何かあれば連絡するように言ってあるから、彼女の連絡があるまで家に居よう……。


 そう思うと、再び座りチャーハンを食べ始めた。
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