私の中の深い闇
『あの…すみません』

声は、わざと変えた。

『…?はい』

『突然声をかけてごめんなさい。私、友人を待ってたんですけど、急に来られなくなったみたいで、もしお1人なら、一緒に…』

緊張してるけど、うまく芝居出来てる。

落ち着いて、大丈夫だから。

自分に言い聞かせる。

『そうなんですか…お互い振られた者同士みたいですね。もちろん、ご一緒しましょう』

私が美人だから、すぐにOKしてくれたのね。


男は、みんな美人が好きなのね…
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