私の中の深い闇
『真優(まゆ)です。相澤真優』

沙羅は…

もういないの。

『真優さん。素敵な名前ですね』

私達は、嘘みたいに意気投合した。

1時間程話したあと、直也君が言ってくれた。

『今夜、一緒に過ごしませんか?』

『嬉しいです。でも、彼女さんに悪いわ』

そんなこと、微塵も思っていなかったけど。

『何も気にしないで。僕は、今日、真優さんと過ごしたい。一緒にいたいんです』


真梨愛、私はあなたに勝ったのよ!
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