私の中の深い闇
また顔を変えればいいんだ。

簡単なこと…

そうよ、すごく簡単なことじゃない。

私は、イスに座っている直也君のことを、後ろから殴った。

そこにあったガラスの灰皿で。

無我夢中で何度も…

『悪魔は許さない』

直也君は、ぐったりとして、動かなくなった。

よし、早くここを出よう。

またあの先生のところに行かなくちゃ。

私は幸せになるの、誰よりも。


そう、誰よりも…
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