私の中の深い闇
私はもう人を殺してるの、どんなことも怖くない。

あれから何日経ったかしら?

綺麗な顔、体、貯め込んだお金、 さあ、今日は、いよいよ私の新しい人生の始まりの日。

先生が、ゆっくりと包帯を外した。

沈黙の時間…

『目を開けてもいいですか?』

それでも、先生は何も言わない。

私は、待てなくて、目を開けたの。

鏡の中の私に会うために。


『え?』

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