溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
ふたりの空気
昼休憩、寒さに耐えて外に出ることにした。

久々にジャンクフードでも行くかな。

勇んで外に出ると、出先から戻ってきた東雲さんと会った。

「お疲れ様です。」

「あ、お疲れさん。昼飯か?」

「はい。」

「じゃあ、俺も行く。」

「がっつりジャンクフードですけど?」

「洒落たカフェはやめたのか?ま、無理はよくないからな。」

「相変わらず一言余計ですね。」

「俺は好きだけど。がっつりの方が。」

「東雲さんの好みは聞いてませんから」

「お前こそ相変わらず刺々しいな」

「無理はよくないですからね。」

「ははっ。お前らしい」

なんだか久しぶりかもしれない。

こんな風にどうでもいいような会話をしたのも、一緒に並んで歩くのも。

肩肘張らなくて、すごく楽。





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