溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
サヨナラなんて言わせない
二度寝して起きたのはお昼近かった。
「シャワー浴びるか?」
「東雲さん先に行って」
東雲さんがシャワールームに入ったあと、急いで帰り支度を済ませて部屋を出る。
真実を受け入れるのが怖い。
その足で彼女の元に行くんじゃないかって、そんな姿見たくないし、笑って送り出す勇気もない。
ほんの一時でも愛された実感だけで十分。
欲張らない。
明日からは何事もなかったように振る舞える。
きっと大丈夫。
今までもそうやって切り抜けてきたんだから。
「サヨナラ、、、」
見上げた先には晴れ晴れとした青空。
いつかはこんな風に心も晴れたらいいな。
「シャワー浴びるか?」
「東雲さん先に行って」
東雲さんがシャワールームに入ったあと、急いで帰り支度を済ませて部屋を出る。
真実を受け入れるのが怖い。
その足で彼女の元に行くんじゃないかって、そんな姿見たくないし、笑って送り出す勇気もない。
ほんの一時でも愛された実感だけで十分。
欲張らない。
明日からは何事もなかったように振る舞える。
きっと大丈夫。
今までもそうやって切り抜けてきたんだから。
「サヨナラ、、、」
見上げた先には晴れ晴れとした青空。
いつかはこんな風に心も晴れたらいいな。