溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
帰り道、大量の幸せオーラを撒き散らして、東雲さんの待つ部屋へと急いだ。

早く抱きしめたい。

好きって言いたい。

幸せって伝えたい。





ーブーツ、ブーツ、ブーツ、、、

コートのポケットから携帯のバイブ音が重々しく響いた。


「もしもし?」

「話、終わったのか?」

「はい。今向かってます」

「気をつけて来いよ」


気にしてヤキモキしてたのかな、、、なんて思っただけで頬が緩む。


休日の人の群れを掻き分けて、一刻も早くあなたの元へ。





































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