溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
こうして、私と東雲さんの恋愛バトルの火蓋が切って落とされた。

クリスマスまで、だいたい一ヶ月。

恋人として過ごすことになるか、これまで通り仕事仲間のままか。


にしても、勢い余ってこんなゲームにのってしまうとは。

もし、負けたら?

そのとき私はどんな風になってるんだろう。

想像がつかない。

東雲さんに溺れて、理性が働かなくなる恋愛なんて。

負けられない。

絶対に勝って、平穏な日常を取り戻さなくては。

隣でほくそ笑む東雲さんに闘志を燃やして、決意を固めた


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