溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
注文したアールグレイティーとホットサンドを胃に押し込んで、慌ただしく昼休憩が終わった。
梶谷さんから聞いたこと
真相を追求しようとは思わなかった。
どうせ何も変わらないし。
午後から東雲さんはクライアントに会うため、夕方までは戻らない
私は手付かずの雑務を黙々とこなしていた。
「楢岡ちゃん、この領収書お願いー」
「はーい。また随分溜めましたね」
「ごめん、つい忘れててさ」
宇治原さんはうっかりが多い。
本業はちゃんとしてるからいいんだけど、、、
「そうだ、忘年会の予約とった?」
急に思い出したらしく、棚橋さんが顔をあげる。
私はすかさず答えた。
「幹事は宇治原さんですよー。」
「あー、しまった!忘れてた!」
「おーい。大丈夫か?店取れなかったら宇治原の部屋で宅飲みだぞー。宇治原持ちで」
「えっ?それは阻止せねば!よし、楢岡ちゃん、予約頼む」
「宇治原さん、ズルイですよー。責任転嫁はダメですからね。」
梶谷さんから聞いたこと
真相を追求しようとは思わなかった。
どうせ何も変わらないし。
午後から東雲さんはクライアントに会うため、夕方までは戻らない
私は手付かずの雑務を黙々とこなしていた。
「楢岡ちゃん、この領収書お願いー」
「はーい。また随分溜めましたね」
「ごめん、つい忘れててさ」
宇治原さんはうっかりが多い。
本業はちゃんとしてるからいいんだけど、、、
「そうだ、忘年会の予約とった?」
急に思い出したらしく、棚橋さんが顔をあげる。
私はすかさず答えた。
「幹事は宇治原さんですよー。」
「あー、しまった!忘れてた!」
「おーい。大丈夫か?店取れなかったら宇治原の部屋で宅飲みだぞー。宇治原持ちで」
「えっ?それは阻止せねば!よし、楢岡ちゃん、予約頼む」
「宇治原さん、ズルイですよー。責任転嫁はダメですからね。」