“I've never been this much in love.”
―――葵にそそのかされて、蛙のシャボン玉に返事を書いた。
好きだったけど、彼女も居たし、戸惑いを隠せなくて、曖昧な返事をした事も……。
アイツが書いた、
“Please don't disappear, love”
直訳は…
―――どうか、消えないで下さい、愛情。
シャボン玉にかけてるんだろうな。
葵と別れて、アイツの家まで急ぐ。
駅からの距離も早足で、
ついつい…
“何してるんだろう?”
とか
“泣いてないよな…”
とか考えてしまっていた。
頭の中はアイツばっかりで…
今までの俺には考えられなかった。