“I've never been this much in love.”
「愛人の子供であろうがなかろうが、片親だろうが…今まで育ててくれた事は事実です。

国立大学に入ったのも、母が後ろ指を指されないようにです。

自分は何を言われても構いませんが、母を卑下する事は許しがたい事ですね」



真っ直ぐと、目を見て話した。



アイツの父親だろうが、言われて許せない事は許せない。



「そんなつもりは、なかっ…た」



「あら、何がそんなつもりはなかったのかしら?」



「ゆ、幸恵…」



突然現れたアイツの母親。



お父さんはタジタジ…。



母親の後ろに隠れているアイツ。



陰から、父親を睨み付けている。



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